金融記事監修・制作に強いFP事務所の選び方とは?プロのFPが解説!

FP事務所 記事制作 選び方

こんにちは、トージンFP事務所・代表の齊藤颯人です。

Googleコアアップデートの影響などにより、SEO記事にも専門性が求められる昨今。お金の専門家として、ファイナンシャルプランナー(FP)がSEO記事の監修、執筆をする機会も増えてきました。

しかし、いざFPに監修や執筆を依頼しようと思っても、「知り合いにFPがいない……」「記事制作や執筆に強いFPはどう探すべき?」など、疑問が尽きないのではないでしょうか。

そこで、本記事ではFPおよびライター・編集者として活動する筆者が、金融記事監修・制作に強いFP事務所の選び方を解説します。

FPは記事執筆や監修のプロではない

FPは弁護士や医師などに比べれば資格取得の難易度は低く、記事執筆や監修を依頼できるFPを探すこと自体はかんたんです。しかし、問題となるのは「FPが記事執筆や監修のプロではない」ことでしょう。

そもそも、一般的なFPの本業は「お金や家計の相談を受け、アドバイスする」ことです。イメージとしては「ほけんの窓口」の相談員のような仕事だと思ってください。

しかし、お客様に最適なお金のアドバイスをするためには、正確かつ膨大なお金の知識が必要になります。FPは資格取得・更新の過程でこうした知識を学習していくので、必然的に金融知識が身に付きます。こうしたFPの専門性を見込んで、FPに金融関係の記事執筆や監修が依頼されるのです。

逆に言うと、FPの記事執筆や監修は「FPとしての知識を活かした副業的な位置づけ」になりやすく、FP知識以前の基本的なライティングスキル、メディアリテラシーが不足するケースが少なくありません。

結果、スムーズに記事制作を進めることができず、以下のような問題が発生する現場を数多く見てきました。

  • FP知識はあっても、原稿の文章が支離滅裂
  • 初心者向けの記事なのに、専門用語が多すぎて難しい
  • よけいな部分まで修正され、監修後の記事が読みづらくなった

こうした事態を防ぐためには、記事執筆や監修に強いFPを探す必要があります。

金融記事監修・制作に強いFP事務所の選び方とは?

FPは弁護士や医師などに比べると資格保有者が非常に多く、ライティングスキルが高いFPもいます。しかし、いざ多くのFPのなかから記事制作に強いFPを選ぼうと思っても、なかなか選び方が分からない方も多いでしょう。

そこで、以下では筆者が「金融記事監修・制作に強いFP事務所の選び方」を解説します。

選び方1. 知識、資格で選ぶ

あまり知られていませんが、じつは「ファイナンシャルプランナー」という肩書きは独占名称ではなく、FP資格を持っていない人でも名乗ることができます。つまり、「ファイナンシャルプランナー」を名乗っていても、知識が不十分な場合があるのです。

知識が不十分なFPに執筆や監修を依頼しても、期待している専門性を発揮してくれないでしょう。

上記の事態を防ぐためには、きちんとFP資格を保有しているFPを選ぶことをおすすめします。FP3級は合格率が約8割と非常に高く、あまり知識がなくても取得できてしまうため、「FP2級以上」を最低ラインとしてFPを探すといいでしょう。

選び方2. 実績で選ぶ

FPの知識や記事制作スキルを判断するには、FPの実績を確認してみてください。FP事務所のホームページなどを見てみると、過去の相談・メディア出演実績などが多く掲載されていると思います。

実績を見る際のポイントは、なるべく「記事制作」に関する実績の数を確認すること。相談やセミナー実績も大切ですが、やはり記事に携わってもらう以上は記事制作の実績が重要になります。

また、「どんなメディアで実績を積んでいるか」も確認しましょう。基本的に、個人ブログやアフィリエイトサイトで記事執筆・監修を行っているより、身元のハッキリした企業が運営しているニュースサイト、オウンドメディアでの実績があるFPのほうが、能力が高い傾向にあります。

選び方3. 文章力で選ぶ

記事執筆を依頼する場合、文章力のあるFPに発注できると編集コストが圧倒的にかからなくなります。文章力のあるFPを選ぶにはFPの過去に執筆していた文章を見て判断するしかありませんが、FPが上記のようなニュースサイトやオウンドメディアで書いた記事を参考にするのはおすすめできません。

なぜなら、FPの記事が世に出る前には編集者が原稿を確認し、読みやすい状態に直しているケースがほとんどだから。実際、編集の現場では、「知名度抜群の医師や弁護士の提出してきた原稿がとても読めたものではなく、編集者がほぼゼロから書き直して修正した」といった場面を見かけます。

では、どうやって文章力のあるFPを探すべきか。おすすめの方法は、FP事務所の公式サイトやFPが個人で運営している「ブログ」の文章を見ることです。

個人ブログの場合、わざわざ編集者がついて、内容をチェックすることはほぼありません。そのため、個人ブログに掲載されている文章には素の実力が反映されやすく、文章力を判断するには最適だからです。

選び方4. 人柄で選ぶ

FPの知識や文章力が大切なのは言うまでもありませんが、ビジネスパートナーとして業務を進めていく以上は、相手の人柄も大切な要素になってきます。FPの人柄も判断材料にしてみてください。

人柄を見抜く材料は、FP事務所のブログやSNSです。投稿があまりに過激だったり、どことなく「めんどくさそうな人」の雰囲気を感じたりしたら、依頼を見送る判断をしてもいいでしょう。

金融記事監修、執筆依頼で失敗しないための注意点

FPに支払う原稿料や監修費用は決して安くなく、FPへの依頼に失敗するとダメージが大きいです。

ここでは、FP事務所への記事監修、執筆依頼で失敗しないための注意点を解説します。

注意点1. 「有名FPなら安心」とは限らない

何事もそうですが、とりあえず「有名、大規模なら安心」と思ってしまいがち。しかし、有名FPだからといって記事制作に強いとは限りません。

先ほども見たように、FPの本業はあくまで相談。相談員としての実力は抜群でも、書き手としての実力があるとは限らないからです。

また、有名FPは依頼に必要なギャラも高くなりやすく、スケジュールを抑えるのも難しくなります。またベテランFPの場合、記事制作の現場では一般的なWordPressやGoogleドキュメント、SlackといったITツールを使いこなせず、記事制作がスムーズに進まない可能性も……。

可能なら、知名度では劣ってもスキルがある若手FPを選んだほうが、ストレスなく記事制作を進められるでしょう。

注意点2. 役割分担をしっかり説明する

これは記事監修を依頼した際によく起こるトラブルなのですが、FPが監修元の記事をイジりすぎた結果、読みづらく分かりにくい記事になるケースがあります。

もちろん、FPに悪気があるわけではないでしょう。ただ、記事の正確性だけに意識を集中した結果、読者目線をつい忘れてしまうのです。FPの大半にコンテンツ編集経験があるわけではないので、これも仕方のないことです。

しかし、そうは言ってもメディア側にとって負担が大きくなるのは間違いありません。「先生の言うことだから……」と編集を受け入れるか、元記事の書き方を尊重してもらえるよう働きかけるか、どちらかを選ぶ必要があります。

こうした事態を防ぐためには、コンテンツ制作経験が豊富で、メディア側の気持ちを理解してくれるFPを選ぶのがいいでしょう。

注意点3. 記事公開後の対応を確認する

FPの記事監修や記事執筆は、作業後の対応によっても大きく流入数や検索順位が変わるといわれます。具体的に言うと、FPが以下の対応を行ってくれるかどうかがカギです。

  • 監修者プロフィールの記事掲載に協力してくれる
  • 自社ホームページで記事を宣伝してくれる
  • 万が一内容に誤りがあった際、修正に応じてくれる

FPとの契約によってはどれも義務にならないケースがあり、特に宣伝についてはFPの善意に頼らざるをえません。しかし、この部分を協力してくれるかどうかで成果が全然変わってくるので「そのFPが過去に記事制作に携わった際の宣伝をしっかりしているか」はぜひ注目してみてください。

金融記事監修、執筆はトージンFP事務所にお任せください

ここまで、FPの記事監修、執筆についてまとめてきました。

FPは弁護士や医師に比べると資格の取得難易度が低く、資格保有者数も多いです。しかし、人数が多いゆえに選択肢も多く、コンテンツ制作のパートナーとして最適なFPを探す難易度は高いです。

トージンFP事務所では、ライター・編集経験豊富な代表が、読者だけでなくクライアント様にも寄り添った記事をご提供します。記事監修からSEO記事、インタビュー記事の執筆など、幅広い分野の記事制作にご対応可能です。

無料相談も承っていますので、まずお気軽にお問い合わせください。